ウイルスってどう怖いのか?具体的に知っていますか?
怖い怖いじゃわからない。いったいウイルスはどう怖いのか?
目的は?感染したらどうなるのか?
感染経路はどんなものがあるのか?パソコンをインターネットに接続している以上、最低限の知識は身につけておきましょう。
コンピューターウイルスとはそもそも何だ?
人間の場合ウイルスとは生物に属しますが、コンピューターウイルスとは人の手によって作られた【悪意あるプログラム】のことを指します。
そして、コンピューターウイルスに感染したパソコンを使っている人のほとんどは
自分がウイルスに感染していることに気づいていません。
ウイルスの目的とは?ウイルスは何の為に作られたのか?
コンピューターウイルスはシステムの破壊と意図しない動作。
自身感染パソコンの拡大が主な目的とされています。
ウイルスが作られる動機は、おもしろ半分、技術の誇示、特定者への攻撃、などが動機と
推測されていますが、ウイルス作者それぞれによって違ってきます。
ウイルス感染の脅威にさらされる側にとっては全く迷惑この上ない話ですね。
ウイルスに感染すると具体的にパソコンがどうなるのか?
ここではよく聞く実例をいくつか紹介して行きます。
- 突然ウイルスが発病し、貴方のパソコンからメールアドレスを収集、自身のSMTPエンジンを利用(履歴も残らず、ネットに繋がっていれば送信可能)し、自分のコピーを添付して無作為に何度も送信する。送信されたメールを展開すると二次感染する。
- システムファイルに破壊活動を行い、パソコンが起動しなくなる。(要OSのクリーンインストール。それまで保存してあったデーターは全て消えます。)
- 感染した直後、パソコンがガリガリ音を立ててフリーズ。強制再起動をするとハードディスク(記憶装置)が全てフォーマット(消去)されてしまったため、パソコンが起動できなくなった。(ファイル共有ソフトで非常に出回っています。)
- 感染するとPCを起動している間に裏でウイルスが活動し、PC内に保存されていたエクセル、ワード形式の文章ファイル全てに展開感染型ウイルスを仕組まれた。エクセル、ワードファイルを第三者が展開する事で二次感染します。
- ネットサーフィン中知らない間にプラウザのホームサイト(インターネットエクスプローラーを起動した際に最初に表示されるサイト)が変更されていた。
- 不正侵入のためのバックドア(セキュリティの抜け道)をウイルス自身が自力で作り、パソコンに不正アクセスされた。
メール、ネットワークを利用した自身感染者の拡大は多くのウイルスが搭載した能力ですが、
怖いのはこれによって貴方の知人、会社、取引先、貴方意外にも迷惑を掛ける可能性があることです。
知ることで対策!ウイルスの主な感染経路とは?
サイトを閲覧(表示)しただけ、URLをクリックしただけで感染してしまうものもあります。
ウイルス駆除ソフト公式サイトを見ても判りますが、ウイルス感染経路は工夫次第で無限に存在すると思われます。ここではよく聞く実例をいくつか紹介しますね。
メール受信によるウイルス感染事例
- 友人の宛名で添付ファイルと共にメールが送られてきたので、添付ファイルを解凍したが、英文で意味が判らなかった。
- アダ◇トチックな文面に見放題!とURLが張られていたのでクリックした。
インターネット、特定サイトによるウイルス感染事例
- ネットの掲示板で「詳しくはコチラ」っとURLが添えてあったので、クリックした。
- サイト閲覧中、ポップアップも表示されていないのに何故かクリック音が何度もした。
ファイル共有ソフトによるウイルス感染事例
- ZipファイルをダウンロードしたらPASSはココ!とhtmlファイルが添えてあったのでクリックした。または、その圧縮ファイルを展開した。
- ダウンロードした何らかのアプリケーションの実行インストールファイル「.exe」を起動した。「インストーラーのみをウイルスと差し替えて共有しているのを良く見かける。」
- 動画、画像、アプリケーション、圧縮ファイルをウイルス検索なしで解凍した、動作した、再生した。
一個人をターゲットにするのは難しいですが、相手が不特定多数ならば、
ウイルスに感染させることは容易です。このごろはネットに接続した時点、サイトを表示した時点で感染させる気をつけ様がないタイプを非常に多く見かけるようになりました。
コンピューターウイルスは残念ながらネットに繋がっている以上、
無対策では防ぎようがありません。
逆にインターネットに全く接続しないなら感染する事は無いのですが・・・。
次に、場合によってはコンピューターウイルスなんかより全然怖い存在の、
スパイウェア(トロイの木馬含む)について具体的に解説したいと思います。