場合によってはウイルスなんかより断然怖い存在のスパイウェア
スパイウェアとはコンピューターウイルスと同じく、人の手によって創られたプログラムになりますが、ウイルスと大きく違うのはその目的が大きく【お金】に関係していることです。
スパイウェアの目的とは?
貴方のパソコン利用上でのプライバシー(個人情報)(どんなサイトを閲覧し、どんな広告をクリックしたか?どんなパソコンソフトがインストールされているか?どんな音楽をパソコンで聴いているか?ete)を収集してのWEBマーケティングへの活用。
また、売買目的での個人情報、メールアドレス、パソコン内データの収集。
様々なID、パスワードを収集しての不正使用なども主な目的です。
コンピューターウイルスでは、技術の誇示や、面白半分などが主な作成動機ですが、
スパイウェアではこんなことはまず考えられず、【お金】 が関係していることから、
非常にしつこく厄介なモノが多く見られます。
スパイウェアに感染すると具体的にどうなるの?
ここでは良く聞く実例をいくつか紹介します。
- メールアドレスを収集され、未承認広告など【迷惑メール】が送られてくるようになった。
- キーロガーを仕組み、IDとパスワードを収集され不正に利用された。
- オークションIDを盗まれて不正に利用され、多額の費用を請求された。
- ネットサーフィン中知らない間にプラウザのホームサイトが変更されていた。
- ダイヤラー感染により、Q2回線に書き換えられ、月末に多額の費用を請求された。
- 貴方が借りているレンタルサーバーのIDとパスワードが収集され、貴方のサイト自身にスパイウェアを仕組まれた。貴方のサイトが閲覧されると二次感染。
10台のパソコンのうち8台は何らかの【スパイウェア】に感染してるという統計(2009 NCSA調査)もあり、 個人情報は今でも裏で非常に高値で取引されています。
自分の個人情報を勝手に収集され、それで商売されていることにも腹が立ちますが、
何より不正に利用されて被害を受けるケースが最近非常に目立つようになってきましたね。
次に不正侵入ですが、実はこれが一番厄介です。
不正アクセス防止法案などと、法律が新たに設けられるほど被害レベルは大きく、この不正侵入の入り口を作るためだけのウイルス、スパイウェアも存在するほど深刻なものとなっています。
難しい話に聞こえるかもしれませんが、自分の身を守るためにさわりだけでも知識を身につけておきましょう。